「会社の給料が上がらない。上がっても微々たるもの…。」よく聞こえてくる声です。私も漏れなくそう感じています。
2018年の平均昇給額は7,000円前後と言われています。年収に置き換えると84,000円。こんなの消費税増上がったりしたら軽く吹っ飛ぶ金額です。
ちなみにこれでも20年ぶりの高水準だとか。(絶望)
じゃあどうすればいいのか。
『給料以外の収入源を作る』
これが結論です。
我が家は会社員&フリーランスの共働き世帯です。
会社員とフリーランス。よく対比される言葉です。
会社員は週5で満員電車に乗り、朝から晩まで働く。残業で夜遅くに帰宅することも。
フリーランスは仕事内容、働く場所、時間は自由。
「会社員なんて一部の成功者以外はしんどいよね」とネットで目にすることも多い。本当か嘘かはわかりませんが、私は「そうかも…」と思ってしまいます。
かといって自由なフリーランスがしんどくないかといえば違うと思います。不安定な収入は当然のこと、社会保険は全額負担だし、女性であれば産休や育休もない。
どちらにもメリット・デメリットがある。しかしそれは双方のデメリットを補えるものでもあります。
そんな私はサラリーマン歴9年。妻は会社員6年を経てフリーランス歴2年。
この働き方をしてみて、会社員&フリーランスの共働きは有利なのではないか。そう感じることが多くなってきました。
会社員とフリーランスのいいとこ取りができるからです。
会社員とフリーランスを比べながら、夫婦で異なった働き方をするオススメポイントを紹介していきます。
目次
会社員とフリーランスのメリット・デメリット
現代ではどんどん虐げられている感じが否めない会社員ですが、強力なメリットがたくさんあります!基本的にフリーランスにはない様々な制度が使えます。
会社員とフリーランスの収入面での違いとは
収入面について、会社員とフリーランスを比べてみます。
- 安定的な収入を得られる
- どんなに頑張っても会社が定めた報酬しか得られない
- 収入が不安定である
- 仕事をすればするほど収入が増加する
- 失敗すると赤字になる
会社員の数十万円の給料は貴重
会社に属する以上、仕事ができてもできなくても、給料として毎月数十万円は貰えます。
これって改めて考えると凄いことです。
一度想像してみてください。
『フリーランスとして一人で毎月数十万を稼ぐ』
どのように感じるでしょうか。『凄い』と感じた方が多いのではないでしょうか?でも会社にさえ入れば、毎月数十万円を稼ぐことはそんなに難しくないですよね。
私は会社員ってそんなに悪くないと思っています。
会社員の収入がもしもの時を支える
万が一将来的に仕事がなくなってしまったら…という不安はフリーランスになろうとした時に必ず考える悩みだと思います。
しかし、パートナーが会社員であれば、ある程度の生活基盤は会社員の収入で保障されます。フリーランスというリスクのある働き方にチャレンジしやすくなるのではないでしょうか。
会社員も当然会社の倒産やクビになるリスクはゼロではありませんが、フリーランスの仕事がなくなるよりは、確率は低いのではないかと思います。
会社員とフリーランスの各種制度の違いとは
会社員しか経験がない場合、あまりピンとこないかもしれませんが、会社員の社会保障制度はとても手厚いです。
- 社会保険料は会社と折半のため安い
- 雇用保険、労災の制度があるため、もしもの時に保証を受けることができる
- 子供を健康保険の扶養に入れられる
- あまり節税できない
- 社会保険料は全額自己負担
- 自分自身で健康管理をしたり、リスクに備える必要がある
- 国民健康保険は扶養という概念がないため、子供ができたとき保険料が増加
- 節税がしやすい
会社員は何といっても制度の充実度が強み
会社員の強みとして、分かりやすいところで厚生年金保険料や健康保険料。この保険料の半額は会社が負担しています。
そのためフリーランスと比べると、およそ半額しかお金がかかりません。
また、会社が属する健康保険組合に、扶養として追加料金なしで子供を加入させることも可能です。
これがフリーランスだと国民健康保険のため『扶養』という概念がありません。子供を健康保険に加入させると追加料金がかかります。
また、会社員は会社という『信用』があるためローンなどの借り入れ審査が通りやすいです。加えて会社が年末調整をしてくれるため、自分で確定申告をする手間もありません。
一方フリーランスは年金・健康保険料は全額自己負担です。会社を退職し、フリーランスになった人は保険料の高さに驚かれる方が多いそうです。また、雇用保険もありませんので、失業手当はもらえません。
節税面ではフリーランスが有利
自宅でフリーランスの仕事をしているなら、家賃や電気代も按分して、一部経費として計上することができます。Webを使ったビジネスであれば、パソコン代、通信費なども経費に。
この経費にあたる制度として会社員は『給与所得控除』があります。
給与所得控除は年収から自動で計算されるため、それ以上経費かかっていても追加控除などはできません。
この給与所得控除ですが税制改革で引き下げが続いています。実質どんどん経費として認められる金額が減っているわけですね。
ちなみにiDeCo(確定拠出年金)などの制度を利用すれば会社員でも節税はできます。もちろんフリーランスもiDeCoは利用できます。
一定の収入があり、多少お金にゆとりがあれば節税効果の高いiDeCoはおすすめです。
節税はしっかりやりましょう。手間はかかりますが、残るお金が確実に増えます。
会社員とフリーランスの働き方まとめ
いかがでしたでしょうか。
会社員とフリーランスの良いところをそれぞれ利用して、世帯としての収入を上げる。実際にやってみて、我が家は会社員共働き時代に比べて世帯年収が2倍になりました。
決して簡単ではありませんでしたが、一つの働き方として検討の価値はあるかなと思います。
会社員ではなかなか給料があがらない時代だからこそ、一人が会社員で安定を保ちながら、もう一人が挑戦できる環境で収入アップを目指す。
足りないところを補い、バランスを取り合う。それがパートナーだと思っています。
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そんな想いから、このレターバナーは生まれました。
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