お金のこと

意外と知らない?【自転車保険】を検討したら不要だった!

私は会社までスポーツタイプの自転車で通勤しています。

片道3~4キロ程なので、電車を使うよりも早くて健康にも良さそうですし。

また、エコを推進する時代背景からか

特に都心部では自転車が注目されています。

先日会社の先輩と話していると、『自転車保険』の話題に。

「自転車通勤ならそんなに値段も高くないし入っておいた方が良いよ」

と言われました。

以前より加入するか悩んでいた保険なので早速調査したところ、

私は加入する必要がありませんでした!

なぜ私には不要だったのか、どんな方には必要なのかご説明します。

RoadBike

1. 自転車保険とは?

その名の通り、自転車に関する損害保険です。

他人に怪我をさせてしまった時の補償や、自身の怪我の治療のための給付金、被保険者が自転車事故で亡くなった際の給付金があります。

また、商品や、プランによっては事故の際の示談代行、弁護士費用の補償、ロードサービスなどもあります。

車の保険と似たサービスが多いです。

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2. 自転車保険で重要なのは『個人賠償責任保険』

自転車保険でもっとも重要なこと。

それは他人に怪我を負わせてしまった時の補償である『個人賠償責任保険』です。

近年自転車の事故でも高額な賠償額が請求されるケースがあります。

男子小学生(11歳)が夜間、帰宅途中に自転車で走行中、歩道と車道の区別のない道路において歩行中の女性(62歳)と正面衝突。女性は頭蓋骨骨折等の傷害を負い、意識が戻らない状態となった。( 神戸地方裁判所、平成25(2013)年7月4日判決)

賠償額:9,266万円

日本損害保険協会

9,000万円もの賠償額。一般的にそう簡単に払いきれる額ではありません。

自転車でもこのように高額な賠償が発生する可能性があるのです。

他人に怪我を負わせてしまった時に『個人賠償責任保険』に加入していれば、その治療費などを補償をしてもらうことができます。

自分の怪我に関しては、みなさん加入しているであろう健康保険や、任意で加入している医療保険も使えます。

しかし他人に怪我を負わせた場合は上記の保険は使えません。
『個人賠償責任保険』が必要なのです。

3. 『個人賠償責任保険』は既に加入済みかも!?

相手に怪我をさせた時の保険が必要ということはお分りいただけたかと思います。

さぁ自転車保険に加入しようと思ったあなた。お待ちください!

実はすでに『個人賠償責任保険』に加入してる可能性があります。

私もすでに加入していた1人です。

自動車保険、火災保険に加入していると、特約で『個人賠償責任保険』が付いている場合があります。

ご自身の自動車保険や火災保険の特約をチェック

私は賃貸住まいですが、家を契約する際『火災保険』へ加入しました。

任意で加入というよりは、必ず入らなければならない感じだったので、おそらく多くの方が『火災保険』に加入されていると思います。

契約時には必要なものなのだろうということで、細かい補償内容まで覚えていませんでしたが、この火災保険に『個人賠償責任補償特約』という名称の特約が付与されていたのです。

加入時の説明と名称から、火事や不慮の事故で家財が壊れた時に補償してくれるのかという認識はありました。

しかし『個人賠償責任補償特約』についてはすっかり忘れていました。

当然説明は受けているはずなのですが、実際に保険を利用するタイミングでも無い限り、補償内容の詳聞き流していたのでしょう。

ちなみに我が家は『東京海上日動』の火災保険でした。

補償内容の概要は以下のとおりです。

国内外の日常生活での偶然の事故により、他人を怪我させたり、他人の物を壊した場合の賠償費用を1億円まで補償してくれる。さらに国内で発生した場合は、示談交渉も代行してもらえる。

また、補償を受けることのできる範囲として、本人はもちろん家族にも適用されます。

我が家は私以外自転車を利用していませんが、今後妻や子供が自転車に乗る機会ができたときにも、この保険が利用できるのは助かりますね。

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4.自転車保険のまとめ

自転車に乗る際に必要な保険は『個人賠償責任保険』です。

自転車保険加入の前に以下の項目をチェックしましょう

  • 加入済の火災保険、自動車保険に『個人賠償責任保険』の特約があるか
  • 『個人賠償責任保険』がある場合、補償額は1億円を超えているか

上記2項目どちらも満たす場合は、自転車保険の加入は不要と考えます。

当然ですが『個人賠償責任保険』の特約があっても、付加していないことには意味が無いので、ご自身の契約内容をしっかりご確認ください。

『個人賠償責任保険』に未加入、もしくは加入しているが補償額が1億円未満の場合は自転車保険の検討をオススメします。

この機会にぜひご自身の保険の内容を見直してみてください。

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